scene from aquarium of shrimps and crabs susami wakayama

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ウツボの口の中にウツボが…。和歌山県のすさみ町立エビとカニの水族館で撮影されたこんな動画が、会員制交流サイト(SNS)のツイッターで人気を集め、100万回を超える再生回数を記録した。大きなウツボに小さいウツボが食べられそうに見えるが、小さいウツボは脱出して事なきを得ている。

 

平井厚志館長が11月20日午後5時ごろ、水族館入り口そばの水槽で、体長約1・7メートルのニセゴイシウツボの口に約90センチのウツボが頭から入っているのに気づき、スマートフォンで写真撮影。続いて20秒余りの動画を撮り、小さいウツボが自ら抜け出す姿をとらえた。

 

翌21日早朝、水族館のツイッターにアップしたところ、動画の再生回数としては過去最高を記録した。

 

ニセゴイシウツボは肉食で、いろいろな魚を餌にする。

 

平井館長は「小さいウツボが食べられるかと心配したが、すぐに出てきて安心した」と振り返り、この現象について「水槽の中という特殊な環境が作用した可能性はあるが、なぜか分からない。自然界でも同じ行動があるかもしれない」と推測する。

 

この水槽は昨年8月まではタカアシガニがいたが、冷却装置が故障したためウツボを飼育するようになった。8種類のウツボ約50匹が暮らしてる。

 

平井館長は動画人気について「ここまで反応してくれたことはありがたい。水族館の入館者増加につなげたい」と話している。

 

 

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